今回紹介するのは、9月・10月・11月いつでも楽しめる、可愛いきのこの製作活動です!
新卒の先生は、リーダーを任される週や時間が増えてきた頃でしょうか?
秋から製作を任されるという園も多いので、少し詳しく解説していきます。
保育実習でも使っていただけますよ♪
製作の概要と準備物
【活動内容】シール・のりを使った製作活動
【学年】1・2歳児クラス向け
【ねらいの例】
・指先の感覚を育む。
・出来たという達成感を味わう。
【準備するもの】
・きのこの頭の形に切った画用紙
・きのこの体の形に切った画用紙
・丸シール(月齢やクラスの様子に合わせて、15㎜や20㎜のものを選んでください。)
・シール台紙のごみ箱(チラシなどで作る箱など)
・のり
(個人のものがある場合は人数分、ない場合はチラシなどに適量出して、3~4人で使うと管理しやすいです。)
・おしぼり(3~4人で1つ)
・のり台紙
・乾燥棚もしくは作品を乾かす場所の確保
🌟実習生向けワンポイントアドバイス🌟
・完成したものを見本として1つ用意しておきましょう。
子どもたちが完成形をイメージしながら製作を進める事が出来ます。
・きのこの頭や身体などの画用紙は人数プラス5枚ほどで用意しておきましょう。
そのうち1枚は、実際に製作を行う際、子どもたちに手順を見せながら進めるのに使います。
残りは、汚損したり破れてしまったときに使います。
・きのこの頭部分の画用紙の裏には、事前に子どもの名前を書いておきましょう。
作品を回収する際に、誰の作品か分からなくなることを防ぎます。
・活動の前にあらかじめ乾燥棚を準備し、おしぼりも濡らしておきましょう。
・早く終わった子がどうやって待つかも考え、実習担当の先生に相談しておきましょう。
製作の手順
①きのこの頭にシールを貼る
②きのこの頭を裏返す
③のりしろに糊を貼る
④きのこの頭にきのこの体を貼る
⑤完成!
活動の流れの例
※12人以上のクラスで、保育士・補助合わせて3~4名いる前提で進めます。
①絵本や歌で導入を行う
②完成形を見せる
③きのこの頭の模様をシールで作る事を伝え、実際にやって見せる
④きのこの頭部分を配る(裏に書いた名前を確認する)、シールを配る
⑤一斉にきのこの頭部分にシールを貼る
⑥7~8割の子どもが終わったら、きのこの頭と体を貼り付ける事を説明し、実際にやって見せる
⑦のりを使う際の注意事項を説明し、のり・おしぼり・のり台紙を配る
⑧一斉にきのこの頭部分に体の部分を糊で貼る
(まだシール貼りが終わっていない子は補助の先生がつき、進めてもらいましょう。)
⑨机間巡視をし、完成した作品を回収し、手洗いを促す。
⑩早く終わった子どもに次の活動を促す。
(室内遊びにすると、遅れた子も合流しやすく、給食前のおむつ替えにも繋げやすいかもしれません。)
⑪午睡中に作品の点検をし、午後のおやつの前後の時間で、みんなで作品を鑑賞すると楽しいですよ♪
保育士の事前準備(画用紙編)
画用紙できのこの頭と体部分を用意します。

頭の色は、
全員で色を統一する場合はオレンジ系などが無難かと思います。
(画用紙の色は赤、青、黄色、白など比較的手に入りやすいシールの色と被せない方が、
色の選択肢が広がるのでおすすめです。)
カラフルにしたい場合は、
子どもに事前に選んでもらったり、
4~6月生まれ、7~9月生まれ、1~3月生まれでまとめるなどの方法もありますね🌟
最近は、男女で色分けするのが難しくなっている園もあるそうです。
もし2色で分ける場合は、オレンジと黄色などが統一感が出てよいかもしれませんね!
頭部分の画用紙を切った後は、裏に名前を書くのを忘れないようにしましょう。
きのこの体部分は、頭部分の色を決めてから色を選ぶと綺麗に見えます。
形は好みがありますが、「きのこの山」か「マリオのきのこ」を
思い浮かべると作りやすいかもしれないですね。
後で貼り付ける事を考えると、卵型や楕円形にするのがおすすめです。
また、きのこの体部分に顔を描いたり顔写真を貼ったりする予定があるのであれば
少し太めに作る方が作業がしやすいですよ♪
次はのりしろです。
きのこの頭の裏に、のりしろを書きます。
真ん中よりも下側に、きのこの体部分の横幅よりも少し小さい丸を鉛筆で書いておきます。
丸よりはみ出して糊が塗られることを考慮したサイズ感が良いです。

貼り付け後の体部分は長くても短くても大丈夫ですが、
短すぎたり上に飛び出してしまうときのこに見えなくなります。
のりしろに対応する、体側の貼り付ける部分に印をつけるのも分かりやすいですね。
製作の際には、どことどこを貼り合わせるのか、糊づけを実演して見せてあげましょう。

貼り付け後のイメージはこんな感じです。
実際に作ってみて、どれくらいのサイズがいいか調整してみましょう。
保育士の事前準備(シール編)

今回はキャン★ドゥで20㎜と15㎜のシールを購入してみました。
15㎜はキラキラしていてかわいいです。
まずは、月齢や子どもたちの様子から画用紙とシールのサイズや、何枚くらいなら集中してシール貼りが出来るかを考えましょう。
仮に枚数を決めないで始めると…
シールの量が足りなくなったり、もっと貼りたくて活動のメリハリが付けられない子がいたり、1枚だけ貼って満足してしまったり……少し大変そう!
貼り付けるシールの枚数は、一斉活動で製作を行うなら事前に決めておいた方が楽ちんです。
もちろんシールの量に余裕があったり、遊びの一環として取り組むのであれば、決めないで好きなだけ貼るというのも良いと思います。
サイズや枚数が決まったら、シールをどうやって貼るかを考えます。
きのこの形に切った画用紙を配る想定なので、はみ出ても裏に折り込めば大丈夫です。
一旦、画用紙からはみ出すことは気にしないで製作の様子を想像してみます。
①好きな所に自由に貼ると…
・自分で考えて貼る楽しさを感じる事が出来ます。
・作品を展示した際に個性を感じられて、見ていて楽しいです。
②貼る位置を決めて取り組むと…
・できた!という達成感を得る事が出来ます。
・作品を展示した際に、統一感があります。
「何枚貼るか」というのは、子どもたちに口頭で伝えても伝わらないかもしれません。
①の自由に貼る場合だと、貼る枚数分のシールを人数分に分けて、シールを貼るタイミングで配る必要があります。
②の貼る位置を決めた場合だと、事前に画用紙に印をつけておくと活動の終わりが見えるので、「何枚」というのが伝わらなくても大丈夫です。
「印は何個あるかな~?い~ち、に~い、さ~ん…5個もあるね!じゃあ、この印が隠れるように、まるいシールをぺったんしていくよ。」
など、保育士が数を数えて意識付けに繋げられるような声掛けが出来ると良いかもしれませんね。
印はシールよりもひと回りちいさい丸だと貼るときに分かりやすいですが、
シールが少しずれると印が見えてしまう可能性が高いです。見栄えを気にする園もあると思います。
印をつけてシール貼りをするときに一番準備が簡単なのはスタンプです。
1㎝×1㎝のスタンプを持っている方はそちらを使うとちょうどいいです。


今回使ったスタンプはこすると消えるスタンプのフリクションスタンプです。
もし大幅にはみ出ても、スタンプ後部についているラバー部分でこすると消えるので便利ですね。
こちらもキャン★ドゥで購入できました。
スタンプがない方は、型紙があると準備が楽になります。
自分の使う丸シールのサイズが分かる方は、コンパスを使って厚紙などで一回り小さいサイズの丸い型紙を作りましょう。
サイズが分からない方は、以下の方法でも作る事が出来ます。
①丸シールを1つ台紙ごと切り取る。
②十字の折り目を付ける。(台紙ごと半分に折り、また半分に折ってから開く。)
③厚紙か画用紙にシールを貼る。
④十字の折り目の真ん中にコンパスの針を刺し、一回り小さい丸を書く。
⑤一回り小さい丸の大きさに切り取る
⑥印用の型紙の完成です。
型紙が出来たら、型紙に沿ってなぞるだけで丸シールよりちいさい印が出来ますよ。
星マークを書いたり小さいスタンプなどがあれば、
「お星さまをシールで隠してあげてね」
「かえるさんが見えなくなるようにシールを貼ってね」
など子どもにとって分かりやすい声掛けが出来るかもしれませんね。
🌟シールはチラシで作る紙箱などに、3~4人ぶんくらいに分けて用意しておくと、箱ごと配ればいいので楽ちんです。
シールは、1つずつ切っておくと子どもがはがしやすいので、あらかじめ切っておきましょう。
枚数は、子どもの人数×決めた枚数に加えて、子どもの人数と同じ枚数を用意しておくと安心です。
紙箱に入れて複数人で共有して使う場合には、
色を何種類か用意して多めに準備しておくと、好きな色を選んで貼る楽しさも味わえます♪

今回は画用紙は縦10㎝、横15㎝。
シールは、20㎜は5枚、15㎜は6枚で貼り付けてみました。
この比率で、体部分はだいたい6㎝くらい見えるようにするとこんな感じのサイズ感です。

保育士の事前準備(備品・環境構成編)
まず備品の準備です。
おしぼり、乾燥棚、のり台紙、ごみ箱などは園によって基本のルーティンが異なると思います。
新聞を敷くからのり台紙は使わないのか、のり台紙が備品室にあるのかなど、
実習生の方は担当の先生にしっかり確認しましょう🌟
おしぼりなどは忘れていても補助の先生にお願いしたりと臨機応変に行う事が出来ますが、
特に乾燥棚やのり台紙はうっかり忘れるとすぐに準備できない事もあります。
現役の先生も忘れないように気を付けていきましょう♪
次に環境構成についてです。
この製作では机をくっつけて、4~8人程度のグループで行う事を推奨します。
人数が多いクラスは、半分は室内遊び、半分は製作のようにグループ分けをして、
前半と後半で交代制で行うのがおすすめです。
半分に分かれる場合は、全体で導入を行ってから進めるとスムーズです。
グループ分けは、実際の子どもの様子や月齢などに応じて事前に決めておきましょう。
【半分に分ける場合の流れの例】
①全体で歌や絵本などで導入を行う
②完成した作品を見せて、今日はこれを作るよと紹介をする。
③順番に行う事を伝えて、名前が呼ばれたら椅子に座ってね、呼ばれなかった子は遊んで待っていてねなどの見通しを立てられるような声掛けをする
保育士の人数によって、
・製作の補助担当
・室内遊びの保育担当
・手洗い対応は誰が行うか
など、必要な役割をきめておきましょう。
掲示方法とアレンジ
掲示する際には、きのこ単体では寂しいなと感じることもあると思います。
そんな時は、葉っぱをつけて、そこにお名前を書くのが簡単でおすすめです。
黄色やオレンジ系の画用紙で大きめの葉っぱを作ってきのこと重ねると、秋っぽさが増して素敵です。
葉っぱの形は、どうぶつの森のはっぱを参考にすると可愛いですよ♪
また、紺や茶色など暗い色できのこの周りを縁取るように一回り大きい画用紙を下に重ねると
きのこが強調されて目立ちます。
ガーランドや吊るし飾りにするときなどにおすすめです♪
🌟製作当日に持ち帰る場合
→のりが乾きそうであればそのまま持ち帰っても問題ないですが、
のりが乾かなそうであれば、
一回り大きいサイズの画用紙などに保育士側で貼り付けて渡すと汚れなくていいかもしれません。
🌟写真を使う場合は色々かわいいアレンジが出来そうですね♪
①きのこの頭部分からのぞくような形で右上や左上に顔写真を貼り付ける
②きのこの体部分に顔写真を貼る
🌟吊るし飾りにする場合
→きのこの裏側に、上に伸びるようにを貼り付けます。
糸の途中に、画用紙で作った小さい葉っぱや小さいきのこなどを数個つけます。
一番上は、葉っぱ等大きめのモチーフにしておくと、
画びょうなどを使って天井などにつける際に貼りつけやすいですよ。
🌟ガーランドとして掲示する場合(簡単おすすめ!)
→洗濯ばさみでタコ糸や毛糸に固定する方法が簡単でかわいいです。
おすすめは木で出来たものや、ビビット系のピンクや青の洗濯ばさみです。
洗濯ばさみが目立って気になる場合は、
洗濯ばさみが隠れるサイズに画用紙で葉っぱを作って貼り付けると見栄えが良くなりますよ。
きのこ同士の間に葉っぱを付けた洗濯ばさみをつけるのもおすすめです。
洗濯ばさみにつける葉っぱにお名前を書いておいても良いですね。
葉っぱは、画用紙を重ねて切ると量産できますよ♪
まとめ
今回は9月・10月・11月いつでも楽しめる、可愛いきのこの製作活動を紹介しました。
製作活動として行わなくても、土台さえ作っておけば
夕方や土曜日のちょっとした保育時間にも取り入れる事が可能なので、
ぜひ取り組んでみてくださいね♪


